オルソケラトロジーは第4の近視治療
めがねやコンタクトレンズ、そしてレーシックなどのレーザーを使った手術に次いで第4の近視の治療方法として注目されているのがオルソケラトロジーです。
この方法では、ひとりひとりの患者さんに合わせた特別なデザインのコンタクトレンズを使います。
近視の状態では眼に入った光が焦点を結ぶ位置が網膜より手前になってしまっているのでピントが合わないのですが、中央部が扁平な形になっているオルソケラトロジー用のコンタクトレンズを装着すると圧力が加わって角膜の形が変わって屈折率が変わり、一時的にピントが合うようになります。
これがオルソケラトロジーのおおまかな仕組みで、角膜は臓器の中でも新陳代謝が活発な器官で柔軟性もあることを応用しているものです。
実際の治療では、寝ている間にオルソ用のレンズを付けることで角膜の形が変わって屈折率が矯正されて、朝起きたら正常な視力になっています。
これだけで昼間は裸眼で過ごすことができる人も大勢います。
元々の近視の状態や何時間くらい専用のコンタクトレンズを装着するかで個人差はありますが、角膜の矯正されている時間は次第に長くなっていくのが一般的です。